tsudanatsuki.com
青年海外協力隊×留学×国際協力
日々の暮らし

クリスマスは命に感謝する日?~愛鶏てるあきとの別れ~

ムラーホ!(こんにちは)
アフリカのルワンダで青年海外協力隊として活動している、津田ナツキ(@ntktd3713)です。

 

2020年2月に入りました。ルワンダは1月から新年度に入り、生徒もだいぶ入れ替わり、忙しない毎日を過ごしています。

 

今回は去年のクリスマスに約9か月間飼っていたにわとり、てるあきの命を頂いた話について書いていきます。

 

 

 

出会いはお肉が食べたい、ただそれだけ

 

それは、2019年12月25日。ルワンダで過ごす初めてのクリスマス。

 

なかなかお肉が手に入らない私の住む村。
隣に住む大家に、「お肉が食べたい」と伝えると、次の日大家の子どもたち3人が大きなにわとりを一匹を抱えて我が家へやってきました。

 

 

それがてるあきとの出会いでした。

 

コロサナイデ。それは夢か、現実か

 

その日、鶏をしめることが出来なかった私。

翌朝、ニワトリのコケコッコ〜が、コロサナイデ〜に聞こえ、ますますしめることができなくなってしまった私。

そして、やってきた鶏は、我が家のペットになりました。ここで、てるあきと命名します。

 

雄鶏の宿命とは?家族がさらに増える?

 

しかし、てるあきは雄鶏。卵を産みません。

近所の人や同僚から

「なぜ雄鶏を飼っているのに、食べないのか?」と何度も聞かれます。

鶏=家畜というイメージがどうしても払拭できず・・・てるあきを飼う意味について考えるようになりました。そこで、てるあきに奥さんを飼い、有精卵を産ませて増やすことを決意。後日新たにやってきたのが、雌鶏の梅子です。

 

 

 

2度目のてるあきの生きる意味を考えた

 

梅子はうちに来てから毎日卵を産みますが、卵の上に乗って温める行為はしませんでした。

住民に聞いたところ、過去に卵を孵していることを知りました。雌鶏は一生に一度しか親にならないそうなのです。

そこで、てるあきの存在価値を再度考えることとなります。毎日仲良く戯れ、エサを求めるてるあきと梅子。いつか食べてあげなければ、と思うようになりました。

 

クリスマスの日。ついに決断

 

我が家に来て9ヶ月。動きも遅く、ヨボヨボのおじいちゃんになってしまったてるあきを、隣人の協力のもとやっとの思いで頂くこととしました。

隣人は解体さばきは、素早く、てるあきがあっという間にチキンになってしまいました。

 

※解体シーンはかなりグロテスクなので、割愛させていただきます。

 

解体の現場は、今までの共同生活を思い出すと目を向けることができませんでした。

 

 

チキンとなったてるあき。ありがとう

 

完全にチキンと成り果てたてるあき。てるあきの面影は全くありません。

 

ここまで来たら、徹底的に美味しく食べてあげよう、そう決意し、チキンシチューと唐揚げを作ることにしました。おいしくて食べてあげるからね、てるあき(号泣)

 

食べどきを逃した、反省のクリスマス

 

料理を終え、今までで一番思いのこもった「いただきます」

からあげを口にすると・・・

 

 

あれ???

 

 

あれ????

 

 

あれ?????

 

 

固い。

硬くて噛み切れない。

 

 

なんとてるあきは、食べ時をとっくの昔に通り越して、現地人でさえも噛み切れないほどの固さになっていました。

鶏は生まれて3か月~6か月ほどで食べてしまうのが、ベスト

それ以上経過すると肉と皮が固くなり、ほとんどがミンチにして食べられるそうです。

 

てるあきは生まれて1年6か月。完全に食べ頃を過ぎていました。

シチューも唐揚げも一口も噛めないまま、次の日の朝庭の土に埋めました。

勇気を振り絞って命を頂いたのに、本当に申し訳ないことをしたと思っています。

 

 

食べごろに大切に食べてあげる、命を頂くということにおいて大切なことを学びました。

アフリカの地で大切なことを学ぶことができました。

 

 

ルワンダで迎えたクリスマスは、命について考えさせられた日となりました。

うちにはまだあと一匹、梅子がいます。

ため息が出ますが、梅子の今後も考えなくては・・・(今から涙)

 

 

てるあきとの最初の出会いについての記事はこちら

ルワンダでにわとりを飼う?~新しい家族が増えました~ムラーホ!(こんにちは) JICA海外協力隊2018年度第3次隊ルワンダ派遣の津田ナツキです!(@ntktd3713)です! ...

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

ABOUT ME
津田ナツキ
世界の貧困をこの目で確かめる、ことを目的に青年海外協力隊としてルワンダで草の根活動中。ろう学校で教師として英語、情操教育を指導しながら、校内カフェレストランの立ち上げ、障がいに優しい街づくりを実践中。