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発展途上国でお金やモノ渡すっていいこと、悪いこと?~日本から支援物資を頂きました~

ムワラムツェ!(おはようございます)
アフリカのルワンダで青年海外協力隊として活動している、津田ナツキ(@ntktd3713)です。

 

2月も終わりですね。明日は4年に一度の閏年。

今年はもっとブログを書くぞ~と意気込んでいたのにも関わらず、今月まだ2回目という・・・(明日で2月も終わりなのに)

人気も残り1年を切り、今しか体験できないこと、感じられないことをできるかぎり綴っていきたいものです。

 

 

 

さて、今回は発展途上国におけるモノ・お金の支援について書いていきたいと思います。

 

 

 

突然ですが、日本から支援物資を頂きました!

ワールドギフトという日本の支援団体から支援物資を頂きました。

 

生徒たちの嬉しそうな顔。

 

ワールドギフトとは

日本の方が捨てたくないもの・誰かに使用してもらいたいと望まれるものを世界中で再利用し、途上国支援に役立ててもらうために、寄付物資を受け入れ、物寄付を行う団体。2020年現在、87か国の寄付物資支援の実績。

ホームページhttps://world–gift.com/

 

 

船便で約4か月かけて日本からルワンダまでやってきたこの荷物。

 

 

日本の優しさが詰まったプレゼントがはるばる海を越えて、東アジアからアフリカ大陸までやってきてくれたと思うと、うれしいものですね。

 

 

中に入っていたものは?

 

今回ご寄付いただいた箱の中身は、

・グローブ、野球ボール

・リコーダー

・ランドセル

・ペンセット

・ぬいぐるみ

・赤ちゃん用のくつ

・ノート等の筆記用具

・タオル

 

こんなにたくさん入っていました。

そしてこれらは全て、中古品!

もちろん使われていない新品のものも入っていましたが、日本で使われなくなったものがこうしてアフリカで活用できることは素晴らしいですね。

 

 

寄付品をどう渡すか、悩んだ

 

寄付品の使い方については、かなり考えました。なぜなら、発展途上国で現地の人にモノを与えることは、ものすごく大変なんです・・・偉そうにすみません。

 

 

ルワンダの農村部に住む私。村に来た当初は、毎日

「ギブミーマネー!」(知っている英語それだけ)

 

「100RWF(ルワンダフラン:10円の価値)、ちょうだい!」

 

「ペンちょうだい!」

 

「そのバッグちょうだい!」

 

「その服ちょうだい!」

 

 

 

日々のちょうだい!ちょうだい!攻撃に、心がやられてしまうほどでした。

 

緊急事態を除いて、私はモノやお金をあげない主義をこれまで貫き通してきました。これが理解されたのか、住んでいる村ではちょうだいと言われることはなくなりました。

 

 

なぜ、現地のひとはモノやお金をねだるのか?

はっきりしたことは言えませんが、これまでの白人の対応の積み重ね、だと考えます。

現地でいう白人(通称ムズング)は、過去の植民地の時代もあり、旅行などでアフリカに訪れた白人がモノを与えてきたんですね。アフリカに旅行に来て、汚い服をまとった現地人にモノやお金を渡してしまう、良かれと思ってあげてしまう気持ちはよく分かります。

 

しかし、ある程度時が経った今でも、過去の白人の印象から

白人=お金、モノをくれる存在

のイメージが大きくなってしまいました。観光客として遊びに来られる白人は、未だに、モノやお金を渡してる方もいるようです。

 

また、ルワンダでは困ったときに助け合う、という精神があり、食料やお金がないときにある人が分けるというのが常識なんだそう。これも理由の一つだと考えられます。

 

 

 

なぜ、お金・モノをあげない主義を貫くのか?

 

まず一つ目。

個人での現金や現物支給は、必ず限界が来る、ということ。

 

特に私のように長期間現地にどっぷり活動や仕事をされる方だとすれば、キリがありません。

 

 

二つ目は、

現金・現物支給はその場限りのものでしかない、ということ。

 

その場で渡しても、物乞いをした人がどうすれば継続して生活を保つことができるか、どうやってお金を手に入れるかと自分で考えることには繋がらないと考えるからです。

 

三つ目は

援助漬けに繋がる、ということ。

 

もし、その場で現金を渡したところで、「白人に言えばお金をもらえる」という認識に繋がり、物乞いをそれ以降も必ず繰り返します。

一度お金やモノを渡すことによって、一度甘いものを知っているので、働かなくてもお金が手に入る、という考えや、受け身の体制から変わることは難しいと考えるためです。

 

これは東日本大震災のボランティア支援でも、よくあったことです。

 

 

最後に四つ目、

そもそも、私は友だちにお金をあげない

 

村の人にもよく言っていたこと、

「私たちって友だちじゃないの?なんで友だちにお金を渡すの?」と。(少し意地悪ですね)

友だちにはお金はあげません。お金をあげる、ということは自分の意識の中で現地の人は格下、と思っていることになると思います。(そんなことない。よくしてくれる現地の友人もたくさんいます!)

 

(偉そうにすみません。このように書きましたが、あくまでも一個人の考えです。)

 

 

これら4つを挙げましたが、過去にソーシャルワークや福祉の現場で働いてきた経験からの私自身の主観であり、現地にいる白人みんなが同じ主義を貫いているわけではありません。私はモノやお金をあげるよ、という人もいます。これに関しては、発展途上国においてたくさんの意見がありますし、何が正解、ということでもないと考えます。時にはお金やモノををあげたほうがいい場合もあります。

 

この課題は、発展途上国で生活する方は一度は考える課題です。私自身も今後も考えていかなくてはならない課題です。

 

 

私の出した答え

 

上記のこともあり、頂いた寄付品をどう活用するか、かなり考えました。

簡単にはい、と渡すだけでは、意味がないと思ったからです。

 

 

そこで、同僚と一緒に誰に・どう活用・分配するか考えました

・半分を学校の貧困世帯出身の生徒に配布

例えば

→ランドセルは近隣の公立学校へ通うバッグを持たない生徒へ

・半分を村の貧困世帯に配布

例えば

→文房具などは学校に通えていない村の子どもたちへ

→赤ちゃん用の靴を赤ちゃんが生まれたばかりの世帯へ

 

このように、丁寧にひとつひとつどう使っていくのか、渡すことでどのような効果があるのか、ということを考えて、残すことなく分配しました。

 

もちろん、今回何ももらうことができなかった生徒もいました。その生徒は少し不貞腐れていましたが、喧嘩をするようなことはありませんでした。

 

 

 

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ルワンダの村の子どもたち。 2/22 村の方々にとって、日本の支援物資は大切な物。 ノートの表紙に名前や科目名など書かれている物でも、全く問題ありません。 名前部分を塗りつぶすなどして消して頂いた物でも結構です。 また、ノートだけでなく、例えば靴や服のタグに名前を書かれた物であっても結構です。 #ルワンダ #アフリカ #支援物資 #国際協力 #文房具 #ぬいぐるみ #ぬりえ #おもちゃ #文房具寄付 #ぬいぐるみ寄付 #おもちゃ寄付 #断捨離 #断捨離寄付 #大掃除 #大掃除寄付 #片付け #片付 け寄付 #整理整頓 #整理整頓寄付 #サイズアウト #サイズアウトした靴 #サイズアウトした服 #着れなくなった服 #使わなくなった物 #捨てたくない物 #ゴミにしたくない #再利用したい

ワールドギフト もったいない物再利用。ランドセル衣類など寄付(@world__gift)がシェアした投稿 –

 

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ルワンダ(アフリカ)の子どもたちです。 ルワンダには現在、3つの村・団体(団体を通じて各所へ)を継続的に支援しています。 #ルワンダ #アフリカ #継続支援 #継続は力なり #子供たち #暮らし #子供たちの様子 #子供がいる暮らし #子育て #子育て支援 #笑顔 #笑顔がかわいい #笑顔が一番 #続ける事が大事 #小さな事からコツコツと #見返りを求めない #誰のための #断捨離寄付 #大掃除寄付 #片付け寄付 #整理寄付 #遺品寄付 #引越寄付 #転勤寄付 #卒業寄付 #就職寄付

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これで良かったのかは、正直・・・分かりません。私たちが勝手に判断し、モノをあげたことは良かったことなのかも分かりません。しかし、日本で捨てるはずだったものが、こうしてアフリカで活用されるということはとても素晴らしいことだと思いますし、何より現地の子どもたちや生徒が素直に喜んでいたのは本当のことです。

 

モノを大切に使うルワンダ人。

きっと、今回もらった寄付物品も使えなくなるまで大切に使ってくれると思います。

 

 

 

 

 

 

 

寄付をしてくださった心優しい日本の皆様、アフリカの地まで郵送してくださったワールドギフトさん、ありがとうございました。

 

いつか寄付をしなくてもいいような社会、私たちのような協力隊がいなくなるような時代、格差も援助もない世界がを夢見て・・・

そんな未来がくるといいな、と思います。

 

 

ここルワンダで私の存在が何の役に立っているのか今は分かりませんが、自分の存在が

青年海外協力隊のキャッチコピーでもある、「いつか世界を変える力になる」という言葉通りになるといいな、そんな風に思います。

 

 

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

ABOUT ME
津田ナツキ
世界の貧困をこの目で確かめる、ことを目的に青年海外協力隊としてルワンダで草の根活動中。ろう学校で教師として英語、情操教育を指導しながら、校内カフェレストランの立ち上げ、障がいに優しい街づくりを実践中。