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【JICA海外協力隊】コロナ一時避難中に求められた、3つの選択

ムラーホ!(こんにちは)
ルワンダから日本に避難一時退避中のJICA海外協力隊の津田ナツキ(@ntktd3713)です。

 

 

新型コロナウイルスの影響で現在一時帰国中のJICA海外協力隊(青年海外協力隊)

 

帰国についての記事はこちら↓

日本に一時避難しています〜帰国までの経緯と新型コロナウイルスの影響〜ムラーホ!(こんにちは) JICA青年海外協力隊、2018−3次隊ルワンダ派遣の津田ナツキ(@ntktd3713)です。 ...

 

今回は一時帰国後の私たちの動きJICA海外協力隊に求められた3つの選択について書いていきます。

 

 

帰国後のJICA海外協力隊

 

3月4月にかけて、全世界に派遣されていた約1800人のJICA青年海外協力隊のほとんどが日本に緊急帰国となりました。中には、帰国前に空港が閉じてしまい、帰国が遅れて5月になった国も。

 

なんとか日本に帰国したJICA海外協力隊ですが、帰国後はJICAの施設で2週間隔離または各自宿泊施設で隔離生活、自宅に戻れた隊員も自宅で隔離生活を強いられました。

 

それぞれの任国で帰国が決まった時、情勢も今後いつ任国に戻られるかも分からないまま、帰国の準備をした隊員がほとんどだと思いますし、帰国する3月時点で誰もがコロナウイルスの影響がここまで及ぶとは想像がついていなかったと思います。

 

 

帰国するときも、

「きっと5月6月には任国に戻ることができる」

と隊員たちや同期と言っていたのを覚えています。

 

しかし、4月で感染者数が爆発的に伸び、5月では緊急事態宣言が発令され、6月には落ち着くかと思いきや、7月にはさらに感染者数が増えていきます。

 

4月には

きっと7月頃には、任国に戻れるだろう→戻れない

 

5月には

きっと8月頃には・・・→戻れない

 

6月には

きっと9月10月には・・・→戻れない

 

 

と、時間が過ぎるのと同時に任国に戻ることのできる予想時期も伸びていきました。

 

7月を迎えた頃、

 

あ、これはもしかして、任国に戻るのはもう無理かもしれない

と隊員の誰もが思ったことかと思います。

 

 

そして、今後の方針も社会の動きも全く予想がつかないまま、「避難一時退避」として待機していたJICA海外協力隊は、目の前が真っ暗になり、もがき苦しんだのではないでしょうか。(少なくとも、私の帰国してからの数ヶ月はそんな気持ちで、何も手につきませんでした)

 

 

 

 

JICA海外協力隊に求められた、3つの選択

 

JICAと私たちJICA海外協力隊は、派遣される前に派遣合意書という契約書を交わしており、その項目の中で「避難一時退避期間は120日」と決められていました。まさか、全隊員が120日を超える避難一時退避を想定していなかったのでしょう。契約上から考えると、3月4月に帰国して、7月8月には全隊員が合意契約が解約する=JICA協力隊ではなくなる、という構図が想定でき、かなり焦っていたのを覚えています。

 

 

そんな中、7月にJICAから私たちJICA海外協力隊に3つの選択肢が求められました。

 

その3つとは・・・

 

1 待機期間の特別延長

任期中の再赴任を視野に入れ、待機期間を延長するもの

2 特別登録制度

避難一時退避120日を経過した日に、派遣合意書を解除し、情勢が安定してから、再度派遣をするもの(2、3年を目処に)

3 待機期間の特別延長及び特別登録をしない

避難一時帰国120日派遣合意書を解約するもの

 

どの隊員も非常に苦しい決断になったかと思います。

私も含めてですが、この派遣で一度仕事を辞めた方、学校を休学した方、派遣のために何かを諦めた方など、大きな決断をして派遣に挑んだ方ばかりです。現職参加としてやっと組織の承認が下りて派遣された隊員もいますし、また、仕事を辞めて、学校を休学して70日間の訓練を受け、派遣を待っていた隊員もいます。任国に派遣されてたった1ヶ月の隊員もいます。どの隊員も、そう簡単には決着をつけることができなかったのではないでしょうか。

 

 

 

私の出した決断は・・・

 

苦渋の決断でしたが、私は「1の待機期間の特別延長を選択しました。

ろくに挨拶も言えなかった生徒たちに先生として会いたいという思いがあり、少しでもルワンダに戻れることを信じて、1を選択しました。この記事を書いている9月現在も、未だ戻れるか分かりませんが。

 

みんなそれぞれ、もどかしい思いを抱えたまま、決断しました。この思いをどこにぶつけたらいいか分からない方も多くいるかと思います。もちろん、私もその一人です。

 

この選択が、実を結ぶことはないかもしれません。しかし、世界がこんなにも大変な中、私たちは考え、苦しみ、そして決断をしたことを、私たちは一生忘れないと思います。この思いをバネに、次のそれぞれのステップの原動力にできればいいと思います。(偉そうに言っていますが、一番落ち込んでいるのは自分かもしれません)

 

 

あの時、ああすればよかった、こうすればよかった。

任地での当たり前の生活をもっと大切に、やるべき計画をもっと早めに

たくさんの後悔があります。

 

 

待機期間中の有り余る程の考える時間と、今の自分とこれからの自分に向き合う時間と

そして、任地への思いや協力隊への後悔と

たくさん向き合って、考えて、出した答えに間違いはないと思います。

 

 

JICA海外協力隊の一番有名なキャッチコピー

いつか世界を変える力になる

 

 

そのいつか、のために、今を生きていきたいものですね。

 

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

ABOUT ME
津田ナツキ
世界の貧困をこの目で確かめる、ことを目的に青年海外協力隊としてルワンダで草の根活動中。ろう学校で教師として英語、情操教育を指導しながら、校内カフェレストランの立ち上げ、障がいに優しい街づくりを実践中。